『自己愛性パーソナリティ障害』が疑われる人、 あなたの周りにもいませんか?

1/11/2021

新年あけましておめでとうございます。

2021年が皆様にとって安全で平和な年になることを願っております。

2020年はコロナに振り回された暗い一年でしたが、そんな中でも昨年11月の大統領選でバイデンが当選したことは、私にとって本当に嬉しい出来事でした。

お金持ちのわがまま息子がそのまま大人になってしまったようなトランプのやりたい放題の政治が終わり、テレビなどのメディア露出が減ることを考えただけで、自然に笑みがこぼれてしまうのは私だけでしょうか…。4年前、あの傲慢なトランプが大統領に選ばれた時は、「アメリカも落ちたもんだ…」とがっかりしたことを思い出します。

ニュースでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先日(アメリカ時間1月6日)、ワシントンの連邦議会議事堂にて、米大統領選の投票結果を認定するための上下両院合同会議の開催中にトランプの支持者が議事堂内に侵入するという暴動事件が起きました。支持者へ侵入を煽ったのはトランプだとも言われており、大統領が暴動を煽るなどという行為は前代未聞です。1月20日にはドナルド・トランプの大統領権限が失効しますが、共和党内からも一刻も早く大統領を罷免すべきという声もあがっています。

そんな大統領について、トランプの姪である心理学者・メアリー・トランプがトランプの精神疾患について触れていたことがあります。彼女だけでなく、アメリカの著名な精神分析学者や専門家は、トランプが『自己愛性パーソナリティ障害』と分析しています。自己愛パーソナリティ障害について調べてみると、「ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく、特別で偉大な存在でならなければならないと思い込む障害」ということです。主な症状として、「自分は人より優れていると信じている」「権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす」「業績や才能を誇張する」「絶え間ない賛美と称賛を期待する」「自分は特別な存在であると信じており、その信念に従って行動する」「他人の感情や感覚を認識しそこなう」「他人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する」「人を利用する」など、様々な症状が紹介されていました。どの症状も全てトランプにあてはまるように思います。さらに自己愛性パーソナリティ障害を持つ人物は「傲慢さを示し、優越性を誇示し、権力を求め続ける傾向がある。彼らは賞賛を強く求めるが、他方で他者に対する共感能力は欠けている。一般的にこういった性質は、強力な劣等感および決して愛されないという感覚に対する防衛本能によるものと考えられている。」とのことです。

トランプは「コロナはただの風邪」と軽視し、本来協力しあうべき米国国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長ファウチと敵対し、感染症対策を怠りました。結果、アメリカは感染拡大を招き、世界ワースト1になってしまいました。そして、選挙に敗れた今も、根拠のない選挙不正説を唱えて敗北を認めない、支持者を煽って暴動事件のきっかけをつくるなど、未だに危ない言動が目立ちます。なぜトランプのような人格が生まれてしまったのか不思議だったのですが、『自己愛性パーソナリティ障害』という精神疾患がある人物なのだとすれば納得です。

バイデンが大統領に就任したら、最優先課題としてコロナ対策に取り組んでくれると思いますが、1日も早く安全で安心して暮らせる日常が戻ってくることを期待しています。日本も感染拡大しているようなので、皆さまにおかれましても、くれぐれもお気を付けください。

#自己愛性パーソナリティ障害 #トランプ #大統領選