|American Access アメリカンアクセス社|

■ アメリカペット事情 ~犬のDNA鑑定~

うちには「ヒカル」という愛犬がいる。こんがりやけたフランスパンそっくりの毛色の4歳のオス。体重は23kgもあるが、まだまだ子犬のいたずら坊主。
犬のしつけスクールにも2ヶ月通わせたが、うちのヒカルは立派な落ちこぼれ犬。
家の庭にあるオレンジやアボカドの木の下を駆けずり回り、枝は折るし、実は落とすし…。相変わらずのヤンチャぶり…。できる芸はお座りだけ…。
「できの悪い子ほど可愛い」なんていうけれど、確かにヒカルは最高に可愛い!
私達の大切な家族の一員だ。

【出会いは救済施設のウェブサイト】
私は次に犬を飼うなら「絶対!ラブラドール!」と決めていたので、ラブラドールのしつけ方などの本を熟読し準備万端で犬探しをはじめた。
アメリカにもペットショップはあるが、売られている犬猫は病気もちが多いという話を聞く。血統にこだわるならブリーダーから購入するのがよいが、やはりそれなりの値段がついているらしい。 我が家も何件かのブリーダーに問い合わせたところ、高いところでは6000ドルと言われた。ラブラドールなら通常700~800ドルと聞いていたので、驚いてしまった。獣医に相談したところ、ショードック用ではなくペット用であれば、信頼できるRescue Organization(犬猫の救済機関)やshelter(保護施設)で探してはどうかといわれ、教えてもらったウェブサイトや関連サイトなどを検索していたところ、偶然『ラブラドールミックス』と紹介されていたヒカルと出会った!
生後16週、トイレトレーニングも完了していたヒカルを150ドルで引き取った。
※犬猫救済機関の場合、予防接種やトイレトレーニングなどを済ませてから引き渡すので、有料だが、保護施設(シェルター)から引き取る場合は無料のようだ。

【ヒカルは本当にラブラドール…!?】
保護施設にいたヒカルの母親はヒカル達を出産後に急死。その後、子犬たちはすぐに救済機関に引き取られたという。そのため、ヒカルのはっきりとした犬種はわかっていなかった。
見た目はラブラドールそのものだったが、ミックスであることは間違いないと言われたので、興味を持った私はヒカルの『DNA鑑定』をすることにした。
動物病院で血液を採取してラボに提出。価格は123ドル。(1、2、3と、面白い金額だったのでよく覚えている。)
ヒカルはラブラドールと何の犬種のミックスなのだろう。落ち着かない気持ちで結果を待ち続けた。
そして…3週間後、ラボから返ってきた結果は!!
なんと!!!!ラブラドールの血は全く入っていなかった!!!!
唖然とした…。ヒカルは、主にブラッドハウンド、ブルテリア、ジャーマンシェパード、ビスラのブリードで、他にもいろいろと混じっているようだった。
生粋のミックス犬だが、肝心のラブラドールの血は一滴も入っていないという…。
正直ショックだった…。ラブラドールが欲しくて引き取ったのに…。ラブラドールミックスだと信じていたのに…。事実を知りヒカルを返そうかとも思った。
でも、ヒカルを飼いはじめて2ヶ月。
もう、ヒカルは家族になってしまっていた。
やっぱり手放す事なんてできなかった。
ラブラドールではなかったけど、キラキラとしたつぶらな瞳で私を見つめる無邪気なヒカル!
やっぱり可愛い!
でも、もし誰かに「愛犬をDNA鑑定してみたい」と相談されたら、私はお薦めしませんけれど…(苦笑)

August, 2011